不動産のお話53(様々な床面積③:土地面積,敷地面積)
今回は、様々な床面積についてお話しできたらと思います。床面積といっても、延べ床面積・建築面積・土地面積・施工面積など、いろいろな床面積の種類があります。
今回は土地面積(敷地面積)についてお話しできたらと思います。
土地面積(敷地面積)とは
土地面積とは、敷地面積とも言います。すでに建物が立っているか、これから建物が立つ土地の面積のことです。
敷地面積は、その名の通り建物が建っている敷地(土地)全体の面積を指す言葉です。水平投影面積と言って、真上から見た状態で決まります。例えば斜面があって、実際に建物を建てられる面積が限られている土地でも、斜面を含めた数値で表します。
延床面積と敷地面積を比較するとこんな感じです。
敷地面積には、登記簿に記載されている登記簿面積(地積)と、実測面積があります。
地積は明治時代に作られた古いものがベースになっているので、都市部や分譲地を除くと不正確なものが多くなっています。そのため、不動産の取引に際しては、土地家屋調査士など専門家に依頼し、正確な実測を行いましょう。
固定資産税などで使われる課税床面積とは
戸建ての場合、2階建てなど複数階がある場合、登記簿謄本に記載されている床面積を足し合わせたものになります。
一般建物の課税床面積=登記簿面積の合計額
次回は、引き続き、延べ床面積にも関係する他の床面積を紹介できればと思います。
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