不動産のお話49(建ぺい率ってなに?)

住宅を建てようとするとき、必ず耳にする「建ぺい率・容積率」という言葉。なんとなく家の広さや高さに関するルールということは知っていても、詳しくはよく分からない、何のパーセンテージ??という方がほとんどではないでしょうか。

ざっくり言うと、建ぺい率と容積率は「敷地に対してどのくらいの大きさの家が建てられるか?」を決める数値です。建ぺい率と容積率によっては、思ったよりも狭い家しか建てられない可能性もあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

今回は建ぺい率についてお話しできたら、とおもいます。


建ぺい率って何?


建ぺい率とは、敷地面積に対する「建築面積」の割合です。建物を上から見たときに、その土地の何割を占めているかで判断します。土地によって建ぺい率の上限が決まっているので、同じ広さの土地でも建てられる面積が変わります。

建ぺい率が大きいほど、建物に使える面積は大きくなります。ただし、隣の家も敷地いっぱいに建てる可能性があるので、日当たりの良さやゆとりといった意味では建ぺい率が大きすぎるのも問題かと思います。

逆に建ぺい率が小さい場合、十分な広さの家を建てるためには、広い土地が必要です。土地代も高くなってしまうのが難点になります。


建ぺい率は大きすぎず小さすぎない数字だとコストと住みやすさのバランスが良くなります。
自分が住みたい地域の建ぺい率を事前に調べることで、利便性と土地のゆとりをバランスにかけることもできるので、どういう環境に住みたいかをまずイメージして、そこから範囲を絞っていきましょう。

※用途地域によって、建ぺい率、容積率、が決まっています。用途地域を調べる時に、下記の記号をみれば、建ぺい率容積率がわかるので、自分でも調べてみましょう。

次回は容積率についてお話しできればと思います。

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