不動産のお話10(一戸建てのメンテナンス)

今日はお家のメンテナンスについて、お話しできればと思います。
念願の一軒家!!!

ローンも組んで、ほっとしたころ、築十年目くらいにメンテナンスのタイミングがきます。家は建った瞬間がゴールではありません。”スタート”なのです。一定の時期ごとにメンテナンスをしっかりやっておくことで、家が長持ちし、トータルコストをダウンさせることができます。ですので、しっかりとメンテナンスをしていきましょう。
特に注意しておきたいのが築10年目のタイミング。この時期にやっておきたい点検とメンテナンス&リフォームをご紹介します。マンションなら修繕積立金がありますが、一戸建ては個人で積み立て貯金をしておくことも大切です。いざ、悪くなったところを修繕しようとしても、まとまったお金がなくてはできません。
*
*
【築10年目のメンテナンス&リフォームで、家の寿命や掛かる費用が変わる】
家は定期的に点検をし、メンテナンス&リフォームをすることで、寿命を延ばし、長く快適に住み続けることができます。
現在の木造一戸建て住宅の平均建替え年数は約30年と言われていますが、実はそれはとてももったいないことです。定期的なメンテナンスとリフォームをきっちりとしていれば、70年~80年以上は十分に住み続けることが可能なんです。
その最初のターニングポイントになるのが、築10年目です。住宅は、木、金属、樹脂など様々な材料で構成されていて、それらの寿命が最初に集中するタイミングが築10年目です。材料の寿命と言っても、その瞬間にすぐ壊れるのではなく、その時期を過ぎると劣化が加速すると考えるとわかりやすいです。
例えばモルタル壁の塗膜やサイディングの目地の耐用年数は一般的に10年前後ですが、その耐用年数を過ぎたまま放置しておくと、劣化が進み、中に水が入ってしまえば補修に余分な手間が掛かるようになります。壁にしても屋根にしても、構造部分まで劣化が進んでしまうと、その補修費用は増大します。また劣化が進み過ぎてしまい、補修では費用が掛かり過ぎるので、建て替えを選択せざるを得なくなった家もあります。

*
*
【築10年目めやすの外まわりのメンテナンス&リフォーム】
•外壁のモルタルの点検&再塗装(塗料や材質により時期は異なる)
•サイディングの目地の再シーリング
•サッシまわりの再シーリング
•屋根の点検・メンテナンスもしくは塗装
•防蟻工事(基本は5年毎、地域や薬剤により時期は異なる)
•バルコニーや屋上の防水工事
•屋外木部・鉄部の再塗装・補修(基本は5年おきを目安に)
•シャッター機械部のオーバーホール など
※特に外壁塗装リフォームは、住まいのメンテナンスの中でも基本となるものです。定期的な塗り替えによって我が家を美しく保ち、家の寿命を伸ばすことができます。

*
*
【築10年目めやすの内部のメンテナンス&リフォーム】
•キッチンのコンロのメンテナンス・交換
•給湯器のメンテナンス・交換
•換気扇類のメンテナンス・交換
•食器洗い機のメンテナンス・交換
•浴室の再シーリング
•サッシ戸車やクレセント鍵の点検・交換
•玄関ドアの蝶番や鍵の再調整・交換
•室内ドアの再調整 など
※機器類の耐用年数は10年が目安です。今まではしなかった異音や水漏れを見つけたら、すぐにメンテナンスか交換リフォームをしましょう。

*
*
【メンテナンス&リフォームのための積立貯金を!!!】
マンションの場合は、全体のメンテナンス用に自動的に積み立てられる修繕積立金がありますが、一戸建ての場合は住む人の裁量に任せられています。お勧めは、少しずつでもメンテナンス用の積み立て貯金をしておくことです。一戸建て住宅における築10年目のメンテナンスで掛かる費用は50万円~200万円程度が目安(物件や使用状況により幅があります)で、使われている材料や工法、家の規模やデザインによって大きく異なりますので、新築時にある程度、確認をしておくと安心ですね。

築10年目は家のローンや教育費などで、費用の捻出が難しい時期と重なりがちです。しかしせっかく大金を掛けて建てた大切な我が家。大事な財産をしっかり守るためにも、点検やメンテナンス&リフォームの費用を確保しておくことを忘れないようにしましょう。

#10年目のメンテナンス #家のメンテナンス #不動産のお話

コロナ感染症対策

コロナ感染症対策として検温・マスクの着用・手指の消毒等のご協力をお願いいたします。万全の対策をしてお待ちしています。ご安心してご来場・ご来店ください。