今日の本236(七つの会議)

おはようございます。コロナがまた増え始めましたね。いつまで続くのでしょうと思います。終息が見えると希望も見えるのですが、なかなかですね。
今日の本は、池井戸潤さん、七つの会議、です。
#kokkoさんの今日の本 #池井戸潤 #七つの会議

【お前の人生を切り開くのは、お前自身だ】
会議中にいつも居眠りしている万年係長の八角。
出世の道を突き進んでいた八角がある時を境に、
外道のような振舞をするようになった。
それは、八角なりの正義だった。

華々しい実績を支えてきたもの。
それは果たしてなんだったのか。
彼が語ったのは、
会社という組織の醜悪な舞台裏。

お前の人生を切り開くのは、お前自身だ。
父の言葉が蘇る。
仕事っちゅうのは金儲けじゃない。
人の助けになることじゃ。
人が喜ぶ顔を見るのは楽しいもんじゃけ。
そうすりゃあ、金は後からついてくる。
客を大事にせん商売は滅びる。

切り拓くだけの人生が、ここにあるのか。
人はなんのために働くのか。
今の会社で定年まで働いて、
それが自分にとってどんな意味があるのか。
本当にそれでいいのか。

そのクレームは「ネジ」だった。
折り畳み椅子の座面が外れたというのだ。
なんてことのないクレームのはずだった。
原因は、ネジの強度不足だ。
しかし、調べてみると、それ以外にもあった。

世界中の高速鉄道や飛行機に搭載された、
列車の椅子、航空機用の椅子。
それら全てが強度不足になっている可能性が出てきた。
リコールなんてしたらひとたまりもない。

コストダウンを優先するあまり、
強度に問題があると知りながら受入れ、
鉄道や航空機用シートを製造し納品した。
それを全社挙げて隠ぺいしようとしていた。

客を大事にせん商売は滅びる。
虚構の繫栄か、真実の清貧か。

強度偽装に気が付いたとき、
八角が選んだのは後者だった。
「あなたらしいわね、いつも損な役回りばかりで」
妻は笑っていた。
どんな道にも将来を開く扉はある。
あなたの前の道にも。きっと。

映画予告編

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