今日の本234(南青山骨董通り探偵社)

おはようございます。連日熱中症患者の多さにびっくりしますね。かくいう自分も昨日は強烈な頭痛で動けなくなりました。危なかったです。エアコンは夏場使うのは冬場使うのよりも二分の一から三分の一の電力で済むそうです。以外に冷房は安いようです。無理せずエアコンを活用しましょう。
今日の本は、五十嵐貴久さん、南青山骨董通り探偵社、です。
#kokkoさんの今日の本 #五十嵐貴久 #南青山骨董通り探偵社

【私立探偵になる気はありませんか?】
そう声をかけられたのは、
トマトとフレッシュレタスのハンバーガーを
口に入れた時だった。

なぜ自分なのか・・・・
探偵に人を助けたのを見られていた。

誰かを助けることによって、自分が被るリスク。
それを考えたら、正直やりたくなんてなかった。
死ぬほど嫌だった。
最後まで嫌で嫌で嫌で、逃げようかって。
でも、しょうがなかったんだ。
他に誰もいなかったから。
助けようと思ったわけじゃない。
そんなに立派な人間じゃない。

それでも、やらない者はいる。
やろうと思えばだれにでもできること。
だが、やらない者はやらない。
簡単だ。
背を向けて立ち去ればいい。
誰も責めたり非難したりはしない。
見も知らないジジイが行き倒れたって、
知ったこっちゃない。
すぐ忘れる。
そんなものだ。

でも、君は逃げなかった。
やりたくないことでも、
やらなければならないことはやる。
そういう人間は信頼できる。

だから君だった。
君は仲間として迎え入れるに足る人間だ。
君にもし何かあれば全てを懸けて助ける。
助け合いの精神だ。
ピンチに陥ったときは助けてほしいしね。

何かあったとき、僕という人間を無条件で信じてもらえるか。ミスをしたとき助けてくれるのか。
上司の答えは、
「わからんよ。ミスの程度によるな。
 無条件?馬鹿らしい、ケースバイケースだ」
それを聞いて、僕は決心した。

僕は有名で安定した天下の大メーカーを捨てた。
僕を信頼してくれるという、仲間だと言ってくれる、何かあったら全力で助けてくれるという、そんな探偵事務所に入ることにしたんだ。

コロナ感染症対策

コロナ感染症対策として検温・マスクの着用・手指の消毒等のご協力をお願いいたします。万全の対策をしてお待ちしています。ご安心してご来場・ご来店ください。