今日の本206(無理)

おはようございます。久々の朝からの雨ですね。高校選抜野球は本日からでしたが、この雨で延期になったようで、楽しみにしていた方、次の初日はきれいに晴れるといいですね。さて、当社では、明日3/19土曜日から3/21月曜日祝日の三日間、オープンハウスを実施します。安倉中3丁目の新築です!素敵物件に仕上がっていますので、三連休、ぜひぜひ足を運んでみてください。
今日の本は、奥田英朗さん、無理、です。
#kokkoさんの今日の本 #奥田英朗 #無理

【集団計画的生活保護獲得戦】
ゆめの市は、三つの街が合併した新しい市だ。
市になるなり生活保護家庭が激増した。
世間体が薄れ、分母が多くなれば、個人は図々しくなるものなのだ。

3歳と1歳の子供がいる無職のシングルマザー。
支給額は、家賃補助5万5千円を含めて月23万円だ。
医療費は全額ただになる。

一般市民が聞いたら唖然とするだろう。

審査が杜撰だった時代に申請書が通ったのだろう。
職員にコスト意識がなく、どんどん申請を通していた。
事なかれ主義の甘い対応が作り出した不正受給の温床だ。

ふざけた連中は、どこまでもふざけている。
親は娘が月に20万以上も保護費を得ていることに大喜びし、
二度と手放すなと焚きつけるのだ。

生活保護世帯で育った子供が、やがて成人して、生活保護受給者になる
そんな悪循環。

人が23万円の金を稼ぐのに、どれだけ苦労することか。
それが税金から出ている。
生活保護費は緊急のものであって、ずっと支給されるわけではない。

就職をする気を見せて欲しい。
保育先を自分でも探してほしい。
親族に援助を求めて欲しい。

田舎で高校を出て就職するか進学するか。
就職組は就職すらしないものが多い。
なぜかって?
真面目に働くことの馬鹿馬鹿しさを知っているからだ。
簡単に働かなくても国からお金がもらえるのにどうして働く?
ヤンキーのネットワークを甘く見てはいけない。
どうやれば生活保護を受けられるのか、彼らにはノウハウがある。

一人でもいい。
生活保護を打ち切り、そこから芋づる式に根こそぎ切る。

一般市民が知ったら唖然とするだろう。
俺たちは汗水たらして働いてるのに、と。
税金がそんなことに使われているのか、と。

働くのが馬鹿馬鹿しくなるだろう。
働かずに遊んで金をもらってる奴らを見たら。

何が違うのだ? 彼らと自分と。
働けるのに、なぜ働かないのか。
なぜ彼らは助けられ、自分は助けてもらえないのか。

広がる格差社会。
どん詰まりの社会の現実。
そんなお話がぎっしり詰まった一冊です。

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