今日の本222(真夜中のマーチ)
おはようございます。今日から雨の日が続きそうですね。五月も半ば。沖縄では早くも梅雨入りしています。関西の梅雨入りは6月初め頃。雨の降る日に慣れておかないといけませんね。雨具の用意をお忘れなく。
今日の本は、奥田英朗さん、真夜中のマーチ、です。映画化されています。玉山鉄二、窪塚俊介、香椎由宇らが完全犯罪に挑戦します。
#kokkoさんの今日の本 #奥田英朗 #真夜中のマーチ
【泥棒がいっぱい】
主人公は自称青年実業家のヨコケンこと横山健司25歳。
高校生の時からパーティー券を売りさばき、上前を撥ねて儲けいていた。
汗水たらして働くなんて、馬鹿らしい。
会社に就職する気などさらさらなかった。
いくら東大をでて一流企業に勤めたところで、人に使われている限りは蔵は立たない。
世の中には三種類の人間がいる。
物を作る人間。
物を売る人間。
そして抜く人間。
そして、この順番は「馬鹿な順」だ。
手下のアキラとともにパーティーを企画する毎日。
しかし、そんな生活にも不満が出てきた。
手間のわりにそこまで儲けがでない。
ちまちま稼ぐのが面倒になってきた。
俺はもっとデカい仕事ができるはずなんだ。
自分にふさわしいのは、もっと大きなお金が動く仕事。
こんなところで燻ってる俺じゃねぇ。
人生の目標は、大金を稼いで派手に遊ぶこと。
そして大物扱いされること。
それが、最大の望みだ。
ひょんなことで知り合った、なんちゃって御曹司と、謎の美女+犬一匹。
美術詐欺のアガリである10億円をターゲットに完全犯罪を目指す。
が・・・・。
出てくるわ出てくるわ、泥棒がいっぱい。
狙う奴らが多すぎる。
あっちで邪魔され、こっちで邪魔され。
奪い合い。騙しあい。
果たして三人+一匹は大金を手にすることが出来るのか!?
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