今日の本223(記念日の客)

おはようございます。三日間ざあざあ降りの雨を覚悟していたのですが、昨日と今朝は雨がやんだり降ったりで、そこまですごい雨ではありませんでしたね。今晩はたくさん降るようなので、お洗濯ものを夜まわされる方はは部屋干しにいたしましょう。
今日の本は、赤川次郎さん、記念日の客、です。
#kokkoさんの今日の本 #赤川次郎 #記念日の客

【恋は人をおかしくすることもある。
でも、人を思いやる心があれば、恋は素晴らしいものだ】
花束を持って帰る、というのは結構面倒なものだ。
長年使ったロッカーの中にはすっかり忘れた私物。
両手に重い手提げを持つ羽目になってしまった。

今日、定年退職した水田。
そんな彼に、嬉しい報告が入った。
若妻の果林が妊娠したというのだ。
ゆっくり余生を送ろうと思っていたが、そうもいかなくなった。
それを機に、義父が社長を務める芸能プロダクションに再就職することに。
仕事は、売り出し中のアイドルのマネージャー。
60歳で全く知らない世界に飛び込んだ水田。
それも全て生まれてくる子供のため。
分からないことだらけの世界。
それでも右往左往しつつも、家族の為、踏ん張ります。

マネージャーという仕事、これがまた大変な仕事だった。
仕事が遅れたり、突然なくなったり、急に呼び出されたり。
担当のアイドルの機嫌を取ったり、体調管理までしたり。
それでも長年社会人としてやってきたノウハウを生かし、
彼の人望もあって、仕事をそつなくこなしていきます。
「彼だったら信頼できる」
そう思わせる何かが水田にはあった。
だから、人が集まってくるし、相談事もされる。
本人にその気はなくても、慕われ想われてしまう。
相談事の中には、やっかいなものも含まれていて・・・。

男女の想い想われ。
それが二人の問題であったのならいいのだけれど。
何人も絡んでくると、ややこしい問題に。
アイドルの恋い焦がれ問題は死活問題になる。
それを調整する役がマネージャーだ。

元妻、担当タレント、元同僚。
水田自身も恋愛のごたごたに巻き込まれます。

遅くにできた子供は無事生まれてくるのか。
モテすぎる60男の退職から子供が生まれてくるまでの物語です。

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