今日の本190(オーバーキル~バッドカンパニー2)

おはようございます。学校でコロナ陽性者が出たばあい、濃厚接触者ではなくてもお知らせとして保護者に連絡がすぐいくので、この頃はスマホがピコーン♪となるたび、びくびく過ごす毎日です。自宅待機になりませんように、と願うばかりです。待機日数は7日まで削減されましたが、それでも一週間です。「みなし陽性」なるものも出てきました。お医者さんがコロナ陽性接触者であってコロナの症状が出ていれば、検査をせずに陽性とみなす「みなし陽性」。検査キットが不足しているのはわかりますが、世界的にもみなし陽性を行っているのは日本だけです。世界の足並みに揃えない陽性者の数をどう世界に申告するのか。「みなし陽性」とされた患者さんが、もし違う病気だったらどうするのか、それで助かる命が助からなかったらどう責任を取るのか。病気によって医療処置は変わります。見つけにくい病気もあります。それを検査数があげれない、という理由だけで、コロナ、と認定していいのか。患者の命を本当に救いたいと思っているなら「みなし」など医療現場では用いらないと思います。そのあたりを見直してほしいと思います。
今日の本は、深町秋夫さん、オーバーキル~バッドカンパニー2、です。
#kokkoさんの今日の本 #深町秋生 #オーバーキル~バッドカンパニー2

【金さえ積まれりゃどんな仕事でも引き受ける】
綾子が経営している「NASヒューマンサービス」は人材派遣の看板を掲げている。
契約先に送り込む人材は、元自衛官や元軍人、元警察官といった腕自慢や鼻の利く人間たち。
彼らは綾子に借金をしており返済のため働いていたり、綾子に憔悴し忠誠を誓った者だったり。
色々だが、誰もが腕利きなのは間違いない。
表向きは人材教育や要人警護を行っているが、裏では犯罪絡みの仕事をも引き受ける。
社員の安全よりも利益優先。脅し透かしはお手の物。
極悪非道な命令を出し続ける経歴不詳の美人社長。
彼女はいったい何をしたいのか。それは誰も知らなかった。

【目指すはテッペン、壮絶なる親子喧嘩】
そのころ、ヤクザの総本山華岡組と「NAS」は裏で激しく花火を散らしていた。
彼女は華岡組をぶっ潰そうとあらゆる手を使ってきた。
それはなぜか。
スリルある人材派遣で荒稼ぎしているのならそれで充分だろうと思うだろう。
だが、それでは彼女は満足しなかった。

「どうせならテッペンをとりたい」
いつしかそれが彼女の願望となった。
そこにいたのが華岡組の組長だった。
そしてそれがたまたま実の父親だった。
ただ、それだけだった。

彼女は、ヤクザである父親を恨んでいるわけではない。
むしろその逆だ。
曲りなりにも日本一の首領まで上り詰め君臨している父親を尊敬している。
知恵の回る策略家であるし、テッペンをとるためなら親兄弟をも追い詰める野心家。
彼女は、父親のやり方を「NAS」にも大いに取り入れているくらいだった。
ただ、父親の血を継いでいるせいか、自分もテッペンをとりたくなった。
だけれども、それを達成するには父親が邪魔だ。
だから、ぶっ潰そう。そう考えた。
ほんとうに、ただ、それだけだったのだ。

小さな子がおもちゃを欲しがるように、
彼女はテッペンを欲しがった。
小さな子がおもちゃを手に入れるためにごねるように、
彼女も使えるものは何でも使った。
それが社員であろうと、それが実の妹であろうと。
利用できるものは利用する。

一触即発。いつ始まるか分からない戦争。
テッペンの座を手に入れるために。
壮絶な親子喧嘩が開幕する。

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