今日の本196(編集ガール!)

おはようございます。今日も晴れていますね。冬場は晴れが多いですが、明日からの週末はお天気が崩れそうです。お出かけになられる方、お散歩に行かれる方、傘をお忘れないようにしてくださいね。
今日の本は、五十嵐貴久さん、編集ガール!、です。
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【本なんてね、売れなきゃただの紙屑だから】
出版社の経理部で働く久美子27歳。
いつ出したか思い出せない企画が社長の目に留まり、企画した本人が編集長になるべきだと、新雑誌の編集長に任命され、編集の経験もないのにファッション誌を作ることに。

もちろん、全力で断った。
誰かほかにいるはずだ。もっと適任の人材が。
少なくとも私じゃない。それだけは絶対だ。
無理です、できません、無茶です、、、
どんな言葉を並べても、泣きながら無理だと伝えても、暖簾に袖押しとはこのことだった。
変わり者のワンマン社長は一切聞く耳を持たない。
この会社で、社長の命令は絶対だった。

やりたくない。
やれるわけがない。
会社を辞めるか、編集長をやるか。
私にはその二択しか残っていなかった。
辞めれますか、このご時世に。
究極の選択だった。

「私」がやらないと終わらないし、始まらない。
創刊まで5か月しかなかった。
わからない、誰か助けて、では済まされない。
自分で考えて、決断を下していかなければならない。
経理部で流れ作業のように仕事をしていたのとまったく違った。

腹をくくってきっぱりと自分の意見を言う。
自分が正しいと信じられることを正しいと言う。
違うと感じたことは勇気をもって違うと言う。
その結果とリスクを引き受ける覚悟を持つこと。
それは、どんな仕事でも大切なこと。

彼女がこの仕事を通して学んだこと。
それは将来大きな財産になるだろう。
しんどい、大変、過酷、やめたい、、、
その過程を乗り越えたものしかわからない。
その先に見えた手ごたえに、やみつきになる。
仕事のその先にあるもの。
あなたには見えますか?

【だから編集者はやめられない】
編集ってどんな仕事をするのだろう。
集めて、集めて、集めて、編む人。
ひたすらに地味な作業と面倒な折衝の積み重ねです。
でも、、
地味な作業の積み重ねは、最終的に本という目に見える形で報われる。
集めて、編んで、一冊の本ができあがる。
すごく大変なんだけど、やめられない。
それはやった人にしかわからない。

編集ってどんな仕事をするのだろう。
そう思う人はこの本を手に取ってみてください。
あ、これは私に向いてるかも?と思えるかもしれませんよ。

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