今日の本201(名探偵傑作短編集 火村英生篇)

おはようございます。ウクライナ側でロシアの秘密文書が見つかりました。戦争は2/20~3/6迄に終わらせるといった内容のもので、パラリンピック開催までには終わらせる予定だったようです。ウクライナはスマホやSNSを駆使して、さまざまな人々が、世界中に悲惨な動画をアップすることで、戦争の愚かさを国内にも海外にも伝えています。一方ロシア内では情報操作により、そういった情報が国民に流れていない状況のようです。戦時下ではこういう情報戦で国民の支持を得たり、指揮をあげたりすることが往々にしてあります。日本の第二次世界大戦の時もそうでした。どれだけ疲弊しても情報操作で勝っている勝利は目前など、負ける直前まで国民は勝利を確信していたのは、ご存じのとおりです。国境線沿いでは激戦区となっているところもあります。できるだけ、民間の負傷者が出ないことを祈ります。
今日の本は、有栖川有栖さん、名探偵傑作短編集 火村英生篇、です。講談社が出している、いろんな作家さんが生み出した名探偵の特集のうちの火村英生篇です。他に、講談社の名探偵傑作短編集シリーズは、法月綸太郎編、御手洗潔編がございます。三つを見比べて、最強の名探偵は誰なのか?、いずれも劣らぬ名探偵たちの実力やいかに、あなたの名探偵は誰ですか?
#kokkoさんの今日の本 #有栖川有栖 #名探偵傑作短編集 火村英生篇

【関西のシャーロックホームズとワトソン】
今日は、作中に出てくる “ 「逆探知」の進化 ”
を紹介したいと思います。

犯人からの電話がどこからかけられているのかを探る「逆探知」。
ドラマや映画の誘拐事件のシーンで、知っている方も多かろう、
「できるだけ、会話を引き延ばしてください」
という刑事のセリフを聴くことがありますよね。
ああ、逆探知って時間かかるんだな、って刷り込みが起こってます。

実は、現在では1秒もかからない内に逆探知は成功する!!!
ようになっています。1秒かからないなんて100%逆探知できるってこと。
なので、そんなことを知らない間抜けな誘拐犯人は、
用件だけをさっさと言ってすぐ切れば大丈夫、と思ってる。
そして、二回目の指示の電話をした時点で警察に御用されるわけ。

なぜ、昔は時間がかかったのか。
なぜ、今は瞬時に逆探知できるのか。

結論から言うと。
「デジタル交換機は逆探知に1秒もかからない」
ということになります。
一瞬で逆探知成功、すぐにどこにいるか特定できます。

かつてはアナログ交換機で回線が構成されていたため、
相手の距離が遠ければ遠いほど交換機の数が増えることになり、
その電話の特定にたどり着くまでに時間がかかっていました。
「完全に探知するまで数分は必要だった」
その結果として通話時間の引き延ばしが必須であったわけなのです。

現在では、交換機がデジタル交換機で構成されるようになったため、
タイムロス無く逆探知が行えるようになったのです。知っておきましょう。
時間にして1秒もかからずに相手がどこから電話しているのかが判明。
誘拐事件の犯人が交渉電話をかけてきたとしたら、、、、
即座にその場所に多くの警察官が駆けつけることになります。

現代警察の探知能力は進化しています!!!

実は、非通知も警察には通用しない!!!!
非通知も警察には通用しません。
警察の110番は、非通知設定で電話をしたとしても、
警察側には電話番号が通知されています。これはビックリ。
非通知設定で110番のいたずら電話をする人も少なくない。
ですが、実際にはバレてるので、無駄ないたずら電話はやめましょう。いやホントに。

日本の警察は優秀です。
とくに「サイバー警察局」というのができて以来、
近年勃発しているサイバー犯罪にも対応してきています。
ほんの少しの痕跡であっという間に捕まってしまう。
科学捜査が進み、完全犯罪というものが難しくなってきた。
ミステリーというものが、実際にはもう、作中の中だけになる可能性も無きにしも非ず、かもしれませんね。

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