不動産のお話44(土地の評価額④実勢価値ってなに)

不動産の価値を決める基準となる指針には、「路線価」「基準地価」「公示地価」「実勢価格」があります。
今回は、「実勢価格」についてお話しできたらと思います。


実勢価格って何?


実勢価格とは、実際の取引が成立する価格のことです。
不動産の時価のことで、売り手と買い手の間で需要と供給が釣り合う価格をいいます。取引が行われた場合には、その取引金額が実勢価格になり、取引がない場合には、周辺の取引事例や公的データ(公示価格、固定資産税評価額、路線価など)から推定します。
不動産広告に掲載されている販売価格は、実際に取引が成立するまでは売主の希望価格で、必ずしも実勢価格とは一致しません


四つの価格の比較:どうちがうの?


四つの価格を紹介しましたが、結局どんなふうに違うの?ややこしいなぁ。。と思われる方も多いかと思います。

実勢価格と比べると、ほかの三つの価格の比較はこんな感じです。

公示価格は、だいたい実勢価格の1.1倍~1.2倍と考えられると計算しやすいかと思います。


公示価格・基準価格・路線価の発表時期


四回にわたって、土地の価格についてお話してきました。少しでも自分の土地の価値や、これから探す土地の価格についての、手助けになればと思います。

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