不動産のお話34(住宅ローンにおける団体信用生命保険②団信のメリットデメリット)
今回は前回の続きで、団信(団体信用生命保険)のメリットデメリットをお伝えできたらと思います。
団信のメリット・デメリット
団信のメリット
◎通常の団信は無料で加入できる!!!
通常の団信(死亡または高度障害状態で適用されるもの)であれば、団信の保険料は無料であることが一般的。
その代わり、団信付加は住宅ローン契約の前提条件となっているので、健康上の理由から団信に加入できない場合は、住宅ローン契約自体を見直す必要があります。
◎遺族保障として大きな安心感あり!!!
団信に加入していると、契約者に万が一があった場合、住宅ローンの残高がゼロになります。その後の支払いは一括免除されます。
通常の団信であれば、保険料の負担がありません。負担がないにもかかわらず、契約者が万が一のときには家族にきっちりと家を残すことが可能です。この安心感は団信の最大のメリットでしょう。
団信のデメリット
◎特約の深手諸費用が高くなる可能性あり!!!
通常の団信は保険料は無料です。が、がんや3代疾病病、介護などの場合も免除となるような特約を付けた場合は、保険料が割高になります。
◎団信に加入できない場合は住宅ローンを組めないことも!!!
団信は生命保険です。住宅ローン契約時の健康状態についてありのままを告知する義務があります。
その結果、団信に加入できない場合は、住宅ローン契約自体ができなくなる可能性があります。
!!!団信に加入できない場合の対処法!!!
その①:ワイド団信
ワイド団信と呼ばれる、引き受け緩和型の団信の申し込みをしてみましょう。団信保険料は割高になりますが、健康に不安にある人でも申し込み得るという特徴を持つため、加入できる可能性は広がります。
その②:フラット35
ワイド団信でも駄目だった場合、フラット35の申し込みを検討してみましょう。フラット35では団信の加入は任意です。団信に加入しなくても(できなくても)住宅ローンを組むことが出来ます。
※団信に加入せず住宅ローンを組むのはリスクがあります。民間の生命保険で住宅購入相当程度の死亡保険に別途加入するなど、万が一の時に残された家族を守るために対策をしておきましょう。
次回は、団信加入って必要?不必要?をお話しできればと思います。
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