不動産のお話6(オール電化住宅のメリット・デメリット)
今日の不動産のお話は、オール電化についてです。
そもそもオール電化住宅って何?最近よく聞くけど、簡単にオール電化にできるの?
疑問に思われる方も多いと思います。そこで、今回はオール電化のメリットとデメリットも併せて、お話しできたらいいなと思います。
オール電化住宅とは
オール電化住宅とは、調理・空調・電気・給湯などの熱源を全て電気で賄っている住宅のことをいいます。
■キッチン・・電気を使って調理をするIHクッキングヒーターが使われています。
■給湯・・・・安い深夜電力を使って夜の間にお湯を沸かし、日中に使えるように沸かしたお湯を溜めておく、「エコキュート」や「電気温水器」という温水器が使われています。
■暖房・・・・エコキュートの熱を利用した「床暖房」や、安い深夜電力で夜の間に蓄熱して(熱をためて)おき、その熱を日中に利用する「蓄熱ヒーター」という暖房機が使われています。
オール電化のメリット
*お湯や暖房を安く使える*
電気の単価がガスよりも安くなる夜間にお湯を沸かすエコキュートや電気温水器を使うことで、お湯を安く作ることができます。エコキュートや電気温水器は、夜間に沸かしたお湯をタンクにためておき、そのお湯を日中に使うことができます。
電気の単価が安くなる夜間に蓄熱をする蓄熱暖房機を使うことで、暖房費を安く抑えることができます。蓄熱暖房機は、蓄熱レンガという蓄熱体に夜間のうちに熱を溜めておき、日中にその熱を放熱することで暖めています。蓄熱暖房機から発せられる熱は輻射熱(自然放流)のため、室内全体をムラなく暖めることができます。
*基本使用料を一本化できる*
ガス併用住宅の場合はガス・電気それぞれに基本使用料がかかりますが、オール電化の場合は電気の基本使用料のみなので、基本使用料を一本化できるぶん節約ができます。
*住宅内に熱源を持たず安全*
オール電化はガスのように住宅内に熱源を引き込みまないため、ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒の心配がないという安全面があります。また、オール電化のキッチンはIHクッキングヒーターを使いますが、IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて、
・炎が発生しないため、ガスよりも火災に対する安全性が高い
・室内に二酸化炭素を増加させるガスに対してIHクッキングヒーターは空気を汚さない
・磁力線によって鍋自体を発熱させるため、キッチンまわりが熱くならない
・ガスコンロよりも汚れにくく、フラットなため手入れが楽
*震災時にタンク内の水を利用できる*
震災時などに、エコキュートや電気温水器のタンク内の水を一時的な生活用水として使用することができます(飲用水としては利用できません)。また、震災時は電気・ガス・水道の中でも電気の復旧が一番早いとされています。
オール電化のデメリット
*昼間の電気代が高くなる*
オール電化向けの電気料金プランは、夜間の電気の単価が安く設定されている分日中の電気の単価が割高に設定されています。そのため、夜間に使うエコキュートや蓄熱暖房機にかかる電気代(お湯・暖房にかかる電気代)はとても安く抑えることができますが、日中に行う調理や家事、テレビやドライヤーなどの家電、夏場の日中の冷房などにかかる電気代は割高になります。
*設置コストが高額*
エコキュートや蓄熱暖房機は本体費用プラス工事費用がかかるため、設置コストが多くかかります。例えばエコキュートの場合は、本体のほかに、基礎工事費用、水道関連工事費用、電気工事費用、といったように、初めに導入する際の費用が多くかかります。
*IHクッキングヒーターは好みが分かれる場合もあり*
オール電化の場合、調理にはIHクッキングヒーターを利用します。IHクッキングヒーターはIH用の調理器具しか利用できないため、ガスに比べて使える調理器具が限定されます。また、ガスのように直接炎が出ないため、好みが分かれる場合があります。
デメリットが気になる!!!という方に朗報
当社では、販売中のすべての物件がオール電化住宅です。もちろんエコキュートやIHヒーターは標準装備ですので、デメリットとしてあげられている設置コストに関してはクリアできています。ですので、メリットの方が大きいとお客様からもご好評いただいております。一度、オール電化住宅の魅力をしるために、一度当社の物件を見学に来てみませか?コロナ対策のため、ご予約制の見学とさせていただいております。お電話お待ちしております。
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