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2021年1月14日

今日の本77(ノワール硝子の太陽)

おはようございます。日中は少し温度が上がるようです。もう少し暖かくなってくれたら嬉しいですね。朝はまだ冷えますので、暖房を入れて暖かくしてくださいね。
今日の本は、誉田哲也さん、ノワール硝子の太陽、です。ルージュ硝子の太陽の双子作品、作者の十五周年記念作品、さらにジウシリーズと姫川シリーズのコラボ作品でもあります。ルージュとノワールは、同時期の別々の事件を並行して、東警部補の視点、姫川警部の視点、二つの視点から一部は交錯しつつ進行していく物語です。ノワールは、ジウシリーズの東警部補が事件を追っていきます。歌舞伎町セブン・新世界秩序も出てきます。「ジウ」の三部作は、SITに所属する二人の女性捜査官、美咲と基子のWヒロインものです。ジウシリーズの特徴は、「壊す」、構築した世界観をぶっ壊してしまう、惜しげもなく世界が壊されてしまう物語だからこそ、歯切れのいい衝撃が読者に迫ってきます。壊すが前提なので「ジウ」自体は三部作で終わりますが、その後も東警部補が、国境事変や、歌舞伎町セブン、などで元気な顔を見せ、ジウシリーズは続いていっています。ノワールもその作品の一つです。
#kokkoさんの今日の本 #誉田哲也 #ノワール硝子の太陽

【誰が歌舞伎町セブンを売ったのか?】
帯の文句にある通り、歌舞伎町セブンのメンバーである一人が殺された事件が発端となります。セブンは弔い合戦をするため、東警部補のセブンに対する接触に協力する代わりに、犯人を探し出す手段として東警部補の力を借ります。警察よりも早く犯人を見つけ、警察に見つかる前に犯人を暗殺する。それでメンバーの弔いとする。歌舞伎町セブンはプロ中のプロの暗殺集団で、彼らに睨まれるのは警察に追われるよりも恐ろしいと言われている。警察に捕まれば、何年か刑務所に入れば娑婆にでられるが、歌舞伎町セブンに狙われることは、即死を意味するのだ。セブンは警察に裁かれない悪を裁くダークヒーロー、本当の屑しか殺さないのがモットー。なので、警察もセブンの仕業だろう、という事件も黙認しているところがあるほどなのだ。セブンの代表格の「欠伸のリュウ」、東警部補、そして、姫川シリーズから、姫川警部補、それにガンテツとあだ名される曲者刑事も登場します。各々の目的は違えど、自分の目的を達成するため手段を択ばないところは四人ともとてもよく似ています。豪華メンバーでおくるノワール、ルージュともに、同時期に起きた事件の絡み合いを存分に楽しめる作品だと思います。ぜひ片っ方だけではなく、二作品とも読破されることをお勧めします。
「ジウ」はドラマ化もされています。

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