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2020年12月1日

今日の本66(インデックス)

おはようございます。今日も晴れて綺麗な青空が広がっています。今日から12月です。早いもので師走です。師走は色々と忙しくなる時期。皆様無理をなされぬよう、お気を付けくださいませ。
今日の本は、誉田哲也さん、インデックス、です。
ストロベリーナイトでお馴染み姫川玲子警部補が、バラバラになった、姫川班再結成に向けて動き出す、全八話からなる短編集第二段です。
百万部を突破したベストセラーのストロベリーナイトは、ドラマ化、映画化もされています。主演:竹内結子さん。
♯誉田哲也 ♯インデックス

本庁から所轄に異動になった姫川は、もう一度姫川班を再結成する決意を持って捜査に当たっていた。手柄をあげれば、本庁に戻ることができ、ばらばらになった姫川班のメンバーを呼び戻せると。そのためには手柄をあげなければ・・・そんな中で起きた事件たちを収めた短編集です。姫川さんファンの井岡くんも大活躍。「しゅに~んまってくださいよぉぉ~」と姫川を追い回し(ほとんどストーカー)普段はふざけてる感満載ですが、たまにズバッと確信をついた発言をしたり、どっからか有力な情報を持ってきたりと、実は謎の多い人物だったりします。
「取り込め詐欺」というのを知っていますか?倒産寸前の会社に突然融資を使用とする人物が現れ、当座の運転資金にと三百万ほどまずは出してくれる。取引先も紹介してくれて最初の三か月ほどは順調に出荷すると代金も振り込まれる。しばらくすると、その会社からの番号でないFAXで何件ものメーカーに高価な品物を会社名義で大量発注。実際にメーカーから出庫されどこかに運びだされ、会社に納品されなかったとしたら?それでも売掛金は請求される。それが「取り込め詐欺」だ。数百万を得たがために、数千万の損害を出してしまう。追い込まれ自殺した経営者を殺したのはいったい誰になるのだろう?
「居所不明児童生徒リスト」「無戸籍児」というのを知っていますか?居所不明児童生徒というのは、就学歴がない子ども、のこと。実際には義務教育で学校に行かなければならない年齢なのに、学校に行けていない児童のこと。住民票を移動していなければ、転居先で学校に入学することはできない法律になっている。居所不明児童生徒リストというのは、実際に存在して、そういう児童をなくそうと自治体は動いている方向だ。無戸籍児はそのまま生まれたのに、生まれたこと自体を申告されていない子ども。法律的には存在しない子どもだ。自分一人で産んだりして誰も介添え人がいなかったりする場合など、戸籍から漏れてしまっている子ども。女性の社会進出が進むにつれて、産むだけは産んでみたけれど、子育てって思ったより大変で、自分で向いていないってそう思うことは実はそんなに特別なことではない時代なのかもしれない。どんなに法を整備しても、行政の支援を手厚くしても、親がだれにも頼りたくないとか子供自体めんどくさいという思いが強すぎたりすると、無国籍児の問題はなくならないのかもしれない。
人間は産んだだけで自動的に親になれるわけじゃない。たぶん凄い努力をして、たくさん苦労もして、人は徐々に親になっていくのだろう。それに耐える覚悟のない人間は、親になる資格なんてないのだろう。そういう親にあたった子供はハンディも大きいだろう。気軽な気持ちで子どもをぽんぽんと産むものじゃないと、本を読んでいて痛感いたしました。
インデックスは、犯人を逮捕する、そういうのに重きを置いてはいない、警察の限界や法の矛盾に対する怒りなどが感じられる一冊でした。
ストロベリーナイトは、映画化もされています。

ドラマ、ストロベリーナイトと、ストロベリーナイトサーガの姫川班のキャストの違い。比べると原作好きにしては、やっぱり竹内さんの方に軍配があがる気がします。サーガを見たとき、え?姫川?じゃないよね?とびっくりした覚えが。まったく違うドラマのように感じました。

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