今日の本82(CREEPYクリーピー)

おはようございます。今日は寒いですね。外で作業されるお仕事の方、暖かい恰好でしてくださいね。風邪をひかれないように。
今日の本は、前川裕さん、クリーピー、です。映画、クリーピー偽りの隣人、の原作です。
#kokkoさんの今日の本 #前川裕 #クリーピー

「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」
そういって、ある日我が家に助けを求めて駆け込んできたのは、隣に住む女子中学生だった。。。
「なりすまし」という言葉をご存じだろうか。よくサイバー犯罪などで使われることが多い言葉だ。サイバーセキュリティにおけるなりすましとは、ある人が別の人を詐称してシステムを利用したり、あるいは第三者とコミュニケーションしたりする行為などを指す。だが、現実の犯罪世界でもいくらでも行われている。たとえば2002年の北九州市の連続監禁殺人事件、2012年の尼崎事件、主犯とその取り巻きが複数の家族を支配し、虐待、監禁、殺人まで犯した凶悪事件だ。ごく日常的な生活風景に埋もれた凶悪事件というものは、外側からは伺いにくく、明るみに晒された時の衝撃は計り知れない。巷には人畜無害を装った無慈悲な犯罪者が、沢山いるのだろうと思うと背筋が凍る。
主人公は、高倉という犯罪心理学専攻の大学教授である。妻と二人暮らしをしていたが、ある日帰宅途中に職質をかけられるところからお話は始まります。その一件から隣地に住む西野という一家とかかわることになり、平穏な生活が乱されていきます。「展開を予想できない実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と綾辻行人氏も惹句を寄せているように、どの話が物語の軸となって膨らんでいくのか見当がつかず、じわじわと恐怖だけが募っていく。探偵や警察との対決はあえて避けて物語は進行していくので、犯人が醸し出すクリーピーな恐怖を読者に味わわせる…それがこの本の醍醐味なのだろう。
隣人との接点が箕臼になっている現代では、現実世界の「なりすまし」というのは意外と簡単で、いくらでもありうる話なのだなと実感しました。そしてご近所づきあいは大事だなと身に沁みました。

出演:西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之

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