LFORT BLOG

2020年12月24日

今日の本74(代償)

おはようございます。今日は曇り空で、お昼から夕方にかけて、地域によっては雨が降りそうです。。日中、お出かけの際は傘をお忘れなく。夕方帰宅時には雨はやみそうです。
今日の本は、伊岡瞬さん、代償です。
♯伊岡瞬 ♯代償

【腐れ縁の呪縛】
僕は小学校六年生の時に火事で両親を亡くし、苦手としていた叔母さんの家に行くことになった。施設を選択することもできたはずなのに、叔母に言われるまま流され居候の身になる。これが僕の人生最大の選択の失敗だった。肩身の狭い空間で息を潜め中学三年間を未来を見えないままひっそりと過ごす。
ある人の手助けもあり、中学卒業とともに家を出て、大学を出て司法試験に受かった僕は、細々と弁護士活動をしていた。そんな僕にあるとき指名がかかる。中学三年間一緒に暮らした叔母さんの息子達夫を無罪となる証拠もほぼなく有罪確定の裁判で、達夫を無実にすることだ。
この世でものすごく嫌いな人の弁護をしなければならない。二度と関わりたくないと思っていた人物、できれば有罪となって二度と塀の向こう側から出てこないでほしいと心の底から思う人物、でも昔の弱みをチラつかされ弁護されられる羽目になった。とことん不運な僕なんだなと泣きそうになる。
しかし事件を調べれば調べるほど不可解なことが見えてくる。自分の両親は事故ではなく殺されたのか?事件の裏に隠された深い闇とは?
人を操り人か破滅していく様を快楽とする人間はこれほどまでに狡猾なのか。人は他人の言葉をなぜこんなにも簡単に信じてしまうのか。強い人間でも弱る時期はある。そういう時を狙われてはひとたまりもないのだと怖くなった。はまり込んだら出ては来れない一種の宗教みたいなかんじで恐ろしい。
この事件で後ろ向きな考え方しかできなかった僕が、少しだけれど前向きになれた気がする。いつか僕が達夫の呪縛から完全に逃れることができたらいいなと心から思う。


小栗旬さん主演で、ドラマ化もされています。

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