LFORT BLOG

2020年7月28日

今日の本37(人形家族)

おはようございます。まだぐずぐずと雨が降ったりやんだりのお天気ですね。今日も降る予報ですが、今のところ曇りです。傘をお忘れなく。
今日の本は、木下半太、人形家族、です。映像化されている作品も多い作家さん。クセもあるので好き嫌いがわかれるかもしれませんが、お話の展開の仕方が大どんでん返しが多く、最後に裏切られた~と思うこともしばしばで、どの作品もハラハラドキドキしますよ。
#人形家族 #木下半太 #幻冬舎文庫

赤羽健吾ことバネは、喧嘩っ早い熱血バカ刑事。捜査一課だったが、現在所属は行動分析課。上司は超美人だが性格に難あり、悪魔のような分析力で難事件を次々と解決している、警視庁では恐れられている人物。上司に下僕のように罵倒され使い倒され、走り回る日々。
頭の回転は弱いが、喧嘩だけは誰よりも自信があるバネ。伝説の刑事と謳われた祖父に「自分より強いやつに勝て、弱いやつに勝っても何の意味もあらへん」、と今だと逮捕され刑務所行き確実の、超スパルタ教育を受けたおかげだ。相手が強ければ強いほど勝たねばならない、それが信条だ。
前作では「アヒルキラー」こと連続殺人犯で現場にアヒルの人形を置いていく犯人を捕まえたが、今回は「マネキンキラー」。幸せな家族をモチーフにターゲットとともにマネキンを一緒に現場に置いていく連続殺人犯だ。
お父さん。お母さん。お兄ちゃん。お姉ちゃん。僕。
自分の失った家族を完全に取り戻すためにターゲットを次々と手にかけていく。手にかけていく前に必ず、朝食、昼食、夕食、とその人が大好物のものを食べさせる。自分で調理する手の込みようだ。夕食を食べ終わったら、家族になれる。
シリアルキラーは自分の中の美学やルールーを決して曲げない。それが自分の身を危険にさらすものであってもだ。彼が求めたものを手に入れるまで決して妥協しない。
このお話で怖いところは、最後に殺人犯が捕まって終わり、ではないところ。シリアルキラーがシリアルキラーを生む。連鎖していく。犯人自体もシリアルキラーの連鎖で生まれたシリアルキラーというところ。シリアルキラーがシリアルキラーを憎み犯行を模倣し、シリアルキラーに復讐する。
新たなシリアルキラーになるのは誰??
【作品からの豆知識】
ゴキブリは食器用洗剤をかけると一撃で倒せます。体にある気管に洗剤が入り込んで、皮膚呼吸ができなくなるそうです。ゴキジェットがなくても食器用洗剤はある家庭が多いと思うので、Gがでて困ったときは食器用洗剤を使ってみてください。

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