LFORT BLOG

2020年7月21日

今日の本35(虚ろな十字架)

おはようございます。今日はものすごく暑いです!!朝起きたら汗びっしょり!!頭痛がする!!!ということありませんでしたか?熱中症に気を付けてください。朝起きる一時間前にクーラーがかかるように入りタイマーの設定すると、目覚めも良いですよ。
今日の本は、東野圭吾さん、虚ろな十字架です。日本の裁判制度に疑問を投げかけた作品です。とても考えさせられました。
#虚ろな十字架 #東野圭吾 #光文社文庫

日本の裁判制度、特に死刑制度がお話の根底にあります。
ある夫婦の娘が一人で家で留守番していたときに、空き巣が入り見つかってしまう。顔を見られたと思った焦った空き巣は子供を扼殺してしまう。両親も警察も必死になって犯人を探すが中々見つからない。しかし別件で逮捕されたことで犯人が捕まる。
裁判で極刑を望むが、日本では死刑判決は中々でない。死をもって償うのではなく、きちんと反省して更生し罪を償わせようとする傾向にある。ただ殺人の再犯は50%にものぼる。本当に刑務所は更生機関として機能してるのか疑問だ。出所してから7割以上が再就職できず困窮するのも要因といえる。
控訴し、証拠をあつめ、夫婦は死刑を獲得する。犯人は裁判に疲れたといいどーでもいい気持ちになったのだろう控訴もせず死刑を受け入れた。死刑が決まってからは反省の色も消え、償いの意思もなくなったという。
どちらが遺族によって良い結果なのだろうか?わからなくなった。

●生きて苦しんで罪を忘れず償いをしていくこと。遺族の恨みは消えるのか?

●死刑を受入れて死ぬこと。でも死ねばそこで終わりだ。それで遺族が救われるのか?

前者のパターン‥聞いたことがある話です。交通事故で息子さんを亡くされた。もう何年もきっと十年以上も前。加害者の方は毎月命日に欠かさず訪問される。最初は戸惑っただろう。どうして・・・と憎いと思っただろう。それでも続けてこられた。どちらもすごいなと思った。今は完全に許すまではいっていないかと思う。ただ時間がかなりたった今・・・家から出てくるとき和やかな顔だった。

誠心誠意をもって償えば、辛い時期も恨んだ時期も通り過ぎていくのかもしれない。長い長い時間がかかったとしても。

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