LFORT BLOG

2020年6月5日

今日の本27(ギフテッド)

おはようございます。少しは雨が降らないかなぁ・・・とカラカラに乾いた地面を見て思うこの頃です。梅雨入りはもうすぐでしょうか。式を感じられる日本はいいですね。
今日の本は、山田宗樹さん、ギフテッドです。嫌われ松子の一生、天使の代理人、など映画化ドラマ化されている作品も多くある作家さんです。普通の生活を送っていた少年少女がある日を境に世間に翻弄されるお話です。少年少女が大人になるまでのお話を描いていて、そこに世間の勝手さや大人の都合などが見えてきて、いろいろ考えさせられる作品です。
#ギフテッド #山田宗樹 #幻冬舎文庫

ある少年の体内で見つかった未知の臓器。以後世界中で発見され、彼らはギフテッドと呼ばれるようになる。最初は臓器があるというだけで普通の人間と何も変わらなかった。しかし彼らを恐れた人間ばかりが肉片と化す事件が起きたとき、人々に恐怖が宿り始める。デフテッドからしたら襲ってきた人間に殺されないよう必死に反撃しただけだったのだが‥。少数派の意見は無視される。人間に危害を加える恐ろしい化け物と、ギフテッド以外の人間には浸透してしまう。
差別か共存か。
自分とは違うものに拒絶反応を起こしてしまうのは今の世でもある。子供ほど素直で残虐なものはないと思う。そこに悪意がないから怖い。常識とか倫理とか形成される前の人間。自分をコントロールできない人間。いつ何をするかわからない‥そういうのが一番の恐怖だと思う。
ギフテッドも同じ。人類の進化形だともてはやされるが、人間にはない力があるとわかった途端、差別の対象となり畏怖の対象となった。だが実際は力は覚醒しないと使えない。力が使えるギフテッドも使えないギフテッドも、ギフテッド以外の人間からしたら同じだ。覚醒して力をコントロールできるのは数えるほど。ほかはいつ覚醒するかわからず、力が暴走するかもしれない。そういう人と普通に接するのは‥たぶん難しい。
共存の道。どちらかを淘汰する道。どちらにしても悲しい結果を伴わなければ、訪れない世界。
人間の許容の限界、傍観者でい続けられる限界、大きな力を持ってすれば世界は変わる。ただ‥それを‥力を持つ人間の論理感に期待したい。力を持たない人間の数をもった暴力に走らないことに期待したい。
終わりに世界はどう動くのか明確には言及されてません。きっと読み手によって変わるだろうと思います。

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