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2020年6月2日

今日の本25(祈りの幕が下りる時)

おはようございます。今日も暑いですね。学校も再開して朝の通学路は学生でいっぱいです。門の前で先生が検温し忘れた子のおでこでピッと検温する光景も見慣れたものになってきました。みんな元気で学校が楽しそうです。
今日の本は、加賀恭一郎シリーズ、祈りの幕が下りる時、東野圭吾さんの作品です。映画化もされておりますので、知っている方も多いかなと思います。
#祈りの幕が下りる時 #東野圭吾 #講談社文庫 #加賀恭一郎シリーズ #ドラマ化 #映画化

自分の親がある日前触れもなく突然出ていったらどうしますか。なぜ自分を置いて出ていってしまったのか。どこにいるかもわからない。家族を置いて勝手に出ていったことを恨みますか。もうずっと昔にいなくなった人。自分たちと別れたあと、どんな人生を送っていたのか。どんな気持ちで毎日過ごしていたのか。それを知ることを自分が望んでいるのか。
記憶から抹消してしまう方がずっと楽かもしれない。もともといなかったと思うほうがずっと簡単でずっと気持ちも楽だろう。
でも、知ってしまった。
自分とは全く関わりのない土地で、一人きりで生きていたことを。
知ってしまった。
出ていった本当の気持ちを。出ていったあとも、ずっと自分のことを気にかけていたことを。祈るように、幸せであれと、いつもいつも願っていたことを。
知ってしまった。
許せるのだろうか。いつかその気持ちがわかるときが来るのだろうか。
祈りが愛情溢れるものなのであれば、届いてほしい。全部じゃなくていい。ほんの少しでもいいから、届いてほしい。鏡にように揺らがず硬くなった心。祈りは心に柔らかな波紋を立てることができるだろうか。
君が幸せであれ、君に輝く未来あれ、君が元気で生きている、それだけで充分幸せだから。それ以上は望まない。親とはそういうものなのかもしれない。

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