LFORT BLOG

2020年5月15日

今日の本17(猫は抱くもの)

おはようございます。今日も暑いです。週末はお天気が崩れそうですね。お洗濯は今日のうちにしておきたいです。
お散歩中ににゃんこを見かけると癒されますね。そんなにゃんこたちの目線はどういったものでしょう?今日の本は、大山淳子さんの、猫は抱くものです。個性豊かな猫たちがでてきて可愛さMaxです。
#猫は抱くもの #大山淳子 #キノブックス

「ねこすて橋」という橋を知っていますか?いえいえ「この橋に猫を捨ててもいいですよ」という意味ではありませんよ。ご安心を。
川の周囲に土蔵がたくさんあって、蔵主は問屋や商店でネズミ対策に猫を飼っていたんですよ。儲けの多いお店は土蔵を西洋式のものに建て替えるので、ネズミの居場所はなくなり猫は要らなくなるのですね。当時羽振りの良いことの象徴として「ねこすて」という言葉がございました。この橋は、蔵主たちが共同出資して架けたもので、商売繁盛を願って縁起の良い名をつけたということなんですよ。
さて、ねこすて橋には猫が自然と集まってくるようです。気が向いたら夜中に集まって集会などもいたしております。さてどんなお話をしているのでしょうか?気になりますね。
良男という名の猫は自分が人間だと2年間も思い込んでいたロシアンブルーで人間の恋人がいたとか、ゴッホという売れない画家と一緒に住んでいたキイロという名の三毛猫はとてもとても大事にされていたとか、17の名を持つ皆が一目置き慕う片目の不自由な老猫はここぞというときに現れ一言で場を収めてしまうとか、名前はまだない‥小さな坊やの猫は自分の名前が欲しくてたまらないんだとか。そんな猫たちとその周りにいる人間たちのお話が何編かございます。
人間と猫たちの出会い別れ巡り会い。一つ一つのお話は違う猫のお話をしているのに読めば読むほどその小さな足跡が交差していくので読むのが止まらなくなってしまいます。心温まるストーリー、切ないストーリー。色々なお話が複雑に絡み合い最後には優しく解けていく物語です。
このお話を読んだあとは、道端で猫たちが集まっていると何を話しているのだろうと、きっと気になってついつい立ち止まってしまうでしょう。そして耳を傾けている自分に気がつくでしょう。

映画化されています。舞台仕立ての映画。舞台やミュージカルが好きな人には革新的で良いと思います。
キイロが一人で歌うシーンはとても綺麗で切なくて泣きそうになった。ゴッホが絵を完成させた時、見た瞬間、体にズーンと衝撃がきて、素直にああ綺麗だと思えた。夜の猫の会議のシーンはさすが舞台、舞台の独特の雰囲気がスゴくて、のまれそうになる。大道具も舞台そのもの。本物っぽくない作り物感。場面の切り替えも舞台そのもの。なかなかない、そういう独特の雰囲気。ああ、いいな、久々に舞台が見に行きたくなった。
これは映画じゃない、舞台だ。最前列の自分だけの特等席。ぜひご賞味あれ。

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