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2020年5月9日

今日の本14(まことの華姫)

おはようございます。今朝はちょっとどんよりな空模様ですね。せっかくの休日で家族と過ごせる時間はお天気がいいなぁと思います。でも雨も降らないと作物が育たなかったりするので、できれば夜中のうちに降って朝にはやんでいてほしいなと思います(o^―^o)
そろそろ咲き終わりのチューリップ。珍しい綺麗な柄のが咲いていました。こういうチューリップも素敵ですね。

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今日の本は、時代小説を主に書いてらっしゃる作家さん、畠中恵さんのまことの華姫です。つくもがみ貸しますシリーズが、アニメ化もされているのでそちらはご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?時は江戸。今回は妖はでてきませんが、ちょっと変わったお姫様がでてきますよ。
#まことの華姫 #畠中恵 #角川文庫 #時代小説

時は江戸 。両国橋の両岸にある火除地には盛り場が広がり、見世物小屋に茶屋、芝居や軽業師の小屋、料理屋や船宿、髪結床までが揃い、隅田川には花火が上がったりで、その賑わいは江戸随一と呼ばれている場所が舞台でございます。
最近特に賑わいを見せておりますのは、芸人の月草の見世物小屋、お華という木偶人形を相棒に口を動かさずに喋るという話芸(今で言う腹話術ですね)でございます。お華の二つ名は「まことの華姫」と申します華姫の目は真贋の目。問うた者にたとえ納得できない答えであっても訪ねたものは真実のみが語られたという井戸で見つけたビードロみたいな小さな玉が使われているのです。
見世物小屋にやってくる人は本当にまことを語るのか冷やかしに来るお方、お華の美貌に惚れ込んだお華追いというファンもおられます(いつも櫛やら簪ありがとうございます)。切実にまことを知りたいという方もいらっしゃいますが、お華はたかが人形です、真贋の目などというのはただの噂、千里眼を持っているのなら芸人なんぞやらずとも何処かに御所が建つでしょうに。
外見と愛想は滅法良いが口が悪い姫様人形お華と、その相方で滅法影の薄いヘタレの人形遣い月草。月草一人がやっているはずなのに何故か華姫の方が強くていつも叱られるのは月草。人々も月草のゆう事は聞かずともお華が話し始めると親身になって聞くという具合の凸凹コンビでございます。
お華と月草に毎回ちょこまかついて歩くのは、月草の小屋主でもある両国の親分の娘のお夏。持ち前の好奇心から色々事件に突っ込んでいくので、月草たちはお夏の子守にてんてこ舞い。いつもは強面の親分も娘にはめっぽう弱いと来ております。娘に甘い父親というのは、昔も今も変わりませぬね。
そんな訳で、まことを知りたいと頼みに来る人を無下にも出来ないときもお嬢さんの手前、そりゃああります。そういう時はお華の洒脱な人形語りで江戸の事件を微力ながらも解決のお手伝いなんかもさせて頂いてます。ただそれで皆が必ず幸せになるとはかぎりやせん、そこんとこご了承願いやす。真実はいつも望む答えではないのですから。
それでも貴方は真実を知りたいですか?

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