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2020年4月24日

今日の本9(すべての神様の十月)

おはようございます。今日もちょっと肌寒いですね。まだまだ朝はコートが必要です。早くぽかぽか陽気の日が来るといいですね。
今日の本は小路幸也さんの、すべての神様の十月です。八百万の神さまといわれるくらい沢山の神様のいる日本ですが、そのいろいろな神様のちょっとしたお話の短編集です。ちょっと変わった神様たちがたくさん出てきますよ。
小路幸也さんと言えば、東京バンドワゴンシリーズが有名ですね。ドラマ化もされましたし、亀梨和也さんや多部未華子さんなどが出演した、古き良き古書店のお話はとても楽しいです。私は青君よりも紺ちゃん押しです(( ´艸`)
#すべての神様の十月 #小路幸也 #PHP文芸文庫

「神様ったって、色々あるんだよ管轄が。」
八百万の神と言われるくらい、たくさんの神様がいる。たくさんいすぎるから管轄も部署も色々違うんでしょう、お役所みたいに。人々の死を司る死神、人を幸福に導く福の神、人を病気にさせてしまう疫病神、人を貧乏にする貧乏神‥。
でもこの本に出てくる神様たちはちょこっと変わってる。不幸の度合いもなんだかプラスマイナスで言えばちょこっとプラスにしてあげてる感じ。神様が力を使うのは理由がちゃんとあるんです。そんな神様たちのお話の短編集です。
シングルでキャリアウーマンの子供をわざと病気にさせた疫病神。病院にも行かないといけないしシンドイし、親にも子供にとっても災難。
でもちょこっと視点を変えてみてみましょう。子供の表情や親の表情をよく観察して。子供はしょんぼり。親は疲れきった顔してる。きっと仕事が忙しいのだろうもうクタクタって顔。子供はなんだか寂しそう。本当は甘えたいのにあまりかまって貰えてない、でも自分のために頑張ってくれてるの痛いほど知っているから我慢してるんでしょうね。
「手当て」という言葉。痛いとこと手で擦ってあげるだけでなんだか痛みが和らいだりしませんか?背中を擦ったりお腹に手を当てたり、それも立派な治療。お医者様にはできない、特別な意味を持つ優しい優しい治療法。疫病神はそんな親子がお互いを見つめ直すきっかけを作ろうとしたんですね。それに気がついたとき病気はすっかり治ってました。病気も親子の気持ちも治療しちゃってたから凄いですね。さすが神様です。
神様は人を幸福にしたり不幸にするだけじゃない、幸せに導くためにたまに試練を与えてくる。
でも人間は絶望しても、どん底に落ちても、そこから這い上がる力を持っている。生きる力を持っている。それをほんの少しだけ手助けするために神様はいるんじゃないかな?
今は暗くても挫けず希望という光を目指して頑張る人たちはたくさんいる。だからきっと大丈夫。この国にはほんとうにたくさんの神様がいるんだから。きっと大丈夫。きっと。

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