LFORT BLOG

2020年4月9日

今日の本2(deleディーリー)

今日もいいお天気ですね。桜はまだ大丈夫かな?近くの中学校では入学式をやっていました。少し大きめの制服姿、嬉しそうな顔。桜の下で見る風景はとても素敵でした。

深夜でドラマ化されていた原作です。主人公ケイ役:山田孝之 祐太郎役:菅田将暉

#dele #ディーリー #本多孝好 #角川文庫

「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する」。それがdele.LIFEの仕事。所長のケイ、新人の祐太郎。ケイは脚が不自由で車椅子だが、器用に操り不自由さを感じさせない。ケイは情報操作担当、祐太郎はそれ以外足を使う雑用担当で、依頼人がちゃんと死亡したのかどうか現場に行き確認するなどだ。
スマホに三日間操作する気配がなければ削除してくれなどの依頼。ケイは死亡確認さえ取れれば削除する内容には興味がなくあっさり削除する。だが、祐太郎にはそれが納得できなかった。

もしさ、その情報の中に死んじゃった理由とか見つけられるんじゃない?もしさ、そこに犯人の手がかりがあったりするんじゃない?もしさ、その中に遺族が見て痛みが和らぐような内容があったら?
ケイは最初は駄目だの一点張りだったが、次第に祐太郎の根気に負け必要のある場合のみ削除する前に内容を確認するようになる。削除依頼のデータの内に隠された依頼人の本当の想いとは。依頼を巡って遭遇する場面はいいものばかりでもないけれど、依頼人の周りの人々は少なくとも救われてることが多いんじゃないかと思う。
自分が死んだとき消したいデータはなんだろう?そこまで残すデータもない気もする。

祐太郎は自分だったらケイと全く逆のことをするよ、
「あなたの死後、この世に残したいものを俺に預けてください、俺はそれが世界に残るよう全力で守ります」と。
そっちのほうがいいかな。

残したいもの。自分が確かに生きていたという記憶。誰かの頭の隅でもいいから、私は確かに生きてたよ!ちゃんと存在してたよ!ちゃんと幸せだったよ!って覚えててほしい。我ながらすごい贅沢なお願いだと思う。でも望むことは禁止されてない。私は生きてる。いつか完全に忘れ去られる時がくるかもしれないけれど、でもこの瞬間これまでこれから、確かに存在してるんだ。終わる日その瞬間まで‥自分らしく生きていたい。

あなたの残したいものは何ですか?

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