今日の本174(ピンクとグレー)

おはようございます。とにかく寒い!!朝の気温が2度とか。。。12月も入りまして、冬ですね。寒さに体が慣れるまで朝が辛いですね。
今日の本は、加藤シゲアキさん、ピンクとグレー、です。加藤シゲアキさんはジャニーズ事務所のNEWSのメンバーの一人で、年一冊のペースで執筆活動をされています。その記念すべき第一冊目です。映画化もされています。
#kokkoさんの今日の本 #加藤シゲアキ #ピンクとグレー

【スタンドバイミー】
大阪から転校してきた僕。
親の都合で転校が多い、友達はもう作らんと決めていた。
東京みたいな場所をしょーもないって言うねん。
なのに、
初めて会ったこの日から鈴木慎吾と大木と石川はあまりにも自然に僕との距離を縮めてきた。
そしていつしか僕は全ての反抗を諦めていた。

シュー・・・・しゅるるるる・・・じゅっ ぐぅぁ ぐぁ
転校したあの日から、僕らは毎日一緒にいた。
僕の名前は河田大貴。河のリバーからとって「りばちゃん」。
鈴木慎吾は、「ごっち」だ。
本当にいつも一緒にいたんだ。
中学、高校、大学。
それがいつまでも続くと思ってた。

ふたりでバンドを組んでギターとボーカルで。
高校のときモデルにスカウトされて。
雑誌のモデルとかエキストラとかしながら、大学も行って。
あるときエキストラのバイトに行ったときに、ごっちがアドリブを言ったそれが監督の目に留まって、あれよあれよという間に、ごっちは、鈴木慎吾から白木連吾になった。ドラマの主演を張り、CMの撮影、雑誌のインタビュー、どんな仕事でもやる、時の人だった。

やらないなんてないから。

僕はひとり取り残された。
いつまでも続くと思っていた時間は、もう戻ってこなかった。
彼は向こう側の人間になってしまった。
その時僕はまだモデルやエキストラをつづけながら、細々と生きていた。
いつか自分の力で、ごっちの近くに行くことを目指して。

全部譲るよ、明日から、簡単だよ全部手に入るよ。
そう言って、突然彼はいなくなった。
世界がピンクからグレーに変わった瞬間だった。
なぜ彼が死ななければならなかったのか。
なぜ彼が死を選んだのか。
そして、なぜ彼は僕にそれを発見させたのか。

その時がきたのだ。美しく舞い落ちようと思う。
死なないなんてないから。
彼らしいのかもしれなかった。
やらないなんてないから。

何通もの遺書。
僕にしかわからない文章。
彼を彼でいさせるために、僕はできうる限りのことをした。
それで警察に捕まってもいいと思った。

彼の死をきっかけに僕は彼の献身的な親友という立場で芸能界で花咲いた。
いままでオーディションで散々僕を落としてきた監督も手のひらを返した。
これは僕の力じゃない。
ごっちの力だ。
ごっちを白木連吾を風化させてはいけない。
いつまでも誰もの心に輝かせたい。
僕はごっちになることにした。
彼と過ごした時間のすべてを、残すために。

ごっちは僕で。
僕はごっち。
どっちがピンクで、どっちがグレーか。

映画『ピンクとグレー』では、本編が開始した62分後に衝撃的なとある“仕掛け”が待ち受けいるとのこと。劇中では62分までが“ピンク”パート、62分からが“グレー”パートと分かれており、62分を境として誰もがあっと驚くような仕掛けが組み込まれています。ぜひ意識して観てみてください。原作との違いも楽しめます。原作ではりばちゃんが主人公ですが、映画では、ごっちが主人公になっています。そちらもぜひ。白木 蓮吾役 – 中島裕翔。河田 大貴役 – 菅田将暉。サリー(石川 紗理)役 – 夏帆。

コロナ感染症対策

コロナ感染症対策として検温・マスクの着用・手指の消毒等のご協力をお願いいたします。万全の対策をしてお待ちしています。ご安心してご来場・ご来店ください。