今日の本176(教場)

おはようございます。コロナ禍でマスク生活も長くなってきました。日本人は欧米人に比べて、マスクに抵抗がないという統計があるようです。日本人は「目」で人の表情を読み取り、欧米人は「口元」で表情を読み取るのだそうです。絵文字でも日本と欧米では、目を意識したもの、口元を意識したもの、で変わってきています。欧米人がサングラスをするのに抵抗がないのは、口元が出ているので表情が読み取りにくいことはないせいだそうです。外国に比べて日本人のマスクの着用率の高いのは、「目」で表情を読み取るため、マスクにそこまで抵抗がないせいだそうですよ。
今日の本は、長岡弘樹さん、教場、です。木村拓哉さん主演でドラマ化されています。
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【君には警察学校を辞めてもらう】
あきらめろ。君には向いていない。
いつにする?明日か、明後日か。何ならいますぐでもかまわんが。
教壇に立つなり放たれた言葉。
そして渡された退学届け。
警察官に憧れてと言うようでは先が思いやられる。
むしろ、警察官に文句があるから警察官になった、
そんな学生の方が、ここに向いている。

白髪に鋭い目つき。教官代理としてきた風巻公親。
警察官に向いていないと判断した生徒には容赦なくクビを宣告する。
それが風間キミチカのやり方だった。

そこで辞めてしまう者。
そこで歯を食いしばって抗う者。
追い詰められ自分に負けたものは学校を去り、
挫折や修羅場を経験しながらも乗り越えたものは残る。
風間教場、第三教場は、そういうところだ。

君にとって警察学校はどんなところか。
きまぐれにある生徒に質問してみた。
篩(ふるい)ですかね。
警察官になれるものを分別する篩。
その篩に残ったものだけが警察官になれる、警察学校とはそういうところだと思います。
同じ質問を違う生徒にしたら同じ回答が返ってきた。
誰に嵌められようが、嫌われようが、おれは二度は落ちません。篩から。
本当に強い者なら、いくら打撃を食らおうが、細い網線の上に足を踏ん張って、篩から落ちずに勝ちをもぎ取るものだから。
実に面白いものだと思った。
こういう奴らが警察官に向いている。

半年間の警察学校で離脱するものは本当に少なくはない。
その反面、
卒業間際になって体調不良に陥る学生も少なくはない。
特に入学当初から優秀だった学生ほどそうなる。言い換えれば、やすやすと学校生活をこなせるがために、自分を追い込む経験を積めなかった生徒ほど、そうなる。実践に向けての緊張で固くなってしまう。それを隠そうとして、現場に出ることが楽しみであるとか、現場で実践を早く積みたいとか、自信のなさが気負いとなって出てしまう。
逆に、入学してから胃が痛むくらい追い詰められた経験があるものほど、強い。とことんまで追い詰められて、本当に成長した者の卒業最後の言葉は、淡々とエピソードを綴っておしまいになる。それなりの修羅場なり挫折なりを、きっちり経験してきたからだろう。そういう者は以前に比べ顔つきや雰囲気が、かなり変わっていっているはずだ。

その反対が君だよ。

警察官という仕事には度胸がかかせない。
ギリギリの戦いを経験できなかった人間にはそれがないから、第一線では使い物にならない。
辞めさせるのが本人のためだ。
あきらめろ。君には向いていない。
いつにする?明日か、明後日か。何ならいますぐでもかまわん。

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