今日の本160(生存者ゼロ)

おはようございます。インフルエンザワクチンを受けに行って、コロナワクチンを間違えて打たれてしまったという、医療ミスがあったようです。これから流行るインフルエンザにも警戒しなければなりませんね。
今日の本は、安生正さん、生存者ゼロ、です。コロナウィルスによるパンデミックが起こっている現在、それを予言したかのような物語です。コロナによるパンデミックが起こっている今、読んで欲しい一冊です。ちなみに出版は2013年。パンデミックのきっかけ、初期の対応の遅れ、自治体任せで政府主導で動かないところ、それによる被害の拡大。それは、まさにコロナで我々が実際感じたジレンマが様々とえがかれています。このお話は、北海道で発生した未知の細菌によるパンデミックのお話です。
#kokkoさんの今日の本 #安生正 #生存者ゼロ

【これこそが人類の運命を決する。下弦の刻印の意味を知るべきだ】
世界的猛威を振るったスペイン風邪からすでに百年。
感染者六億人、死者四千万人を超えたパンデミックだった。
コロナは10/8時点で、感染者2億7666万人、死者485万人。
このまま続けば、スペイン風邪の猛威に匹敵するかもしれない。
百年たって、スペイン風邪の時よりも、ずっとずっと医療も発達している。
ワクチンもでき接種者も増えている。
それでも細菌は進化し続け、それをすり抜けていく。
パンデミックは抑えきれていない。
この世界はどうなっていくのだろう。

北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体として発見された。
陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。
調査を進め、ある法則を見出した時には、すでに北海道本道で同じ惨劇が起きていた・・・・。

自衛官の使命。
厳しい鍛錬、任務への覚悟、それは全て己のためではなく、護るべきもののため。
悔やんでも悔やみきれないのは、己の命が何かを護ることなく失われることだろう。
極限の状態で自衛官を職業として選んだもの。
使命感で自衛官を職業として選んだもの。
その二者では有事の際に歴然の差が出るのだという。

海上の孤立した掘削基地で発生した謎の病原菌。
それが海を越えて北海道に上陸した。
どうやって海を越えたのか。
何が運んできたのか。
エボラウィルスの自洗宿主であるコウモリは死なない。
何かが媒体となって感染が拡大したのか?

ペストが蔓延したとき、こう記された。
毎日毎日、棺桶と死体が運ばれてくる。五人、十人、十五人、次の日は三十人と。すべての教会では朝に夕に、夜通し弔いの鐘が鳴り響いた。しかし、まもなく、棺桶に付き添って泣くものはいなくなり、墓地は郊外に見捨てられ、弔いの鐘を鳴らすものもいなくなった。と。

途方もない数の死者と、未知の細菌に襲われて完全に壊滅した町。
生存者ゼロ。
異常な数字だった。

パンデミック。
その正体が不明であるという現実に人々は恐れ慄く。

感染した街は完全に封鎖された。
警察並びに自衛隊によって、すべての道路が非常線で封鎖。
感染地域で取り残され、しかも発症していない数十万の人まで、非常線を超えて移動することは許されなかった。
誰だって命は惜しい。
見捨てられようとしている人たちが、その仕打ちを黙って受け入れるわけがない。
非常線を突破しようとする者たちを、「押し返せ」という命令で押し返す。
「人殺し!!」
狂気だ、何もかも狂気だった。
退けられたものに非があるわけではない。
退けられたものに悪意があるわけではない。
国家の決断が救いを求める人々を見捨てた。
だから、
防人としての誇りではなく、虐待者の引け目だけが残る。
いったい誰だ。誰がこんな事態を起こした。

そう、感じている人は、この世界でどれだけたくさんいることだろう。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月初旬に 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となった。武漢市は囲い込みが行われ、そこから出ることも入ることも出来なくなったという。それでもすり抜けて、あっという間に世界に広がったコロナウィルス。人類は未知のウィルスを解明し、パンデミックの恐怖に打ち勝つことができるのだろうか。

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