今日の本150(玉村警部補の災難)

おはようございます。なんだかすっきりしない天気ですね。気圧の変化で体調を崩される方もいらっしゃると思うので、自分の体調に合わせて無理せずいきましょう。
今日の本は、海堂尊さん、玉村警部補の災難、です。「バチスタ」シリーズでお馴染みの加納警視正&玉村警部補が活躍する短編集です。
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【幼稚園児のおやつ争奪戦】
死体がある場所に、加納達也警視正と白鳥圭輔がいて、検視と検案が同時進行に行われると、こうなる。
「医者としてはまず、検案させろ」
「ばか言え。警察官の検視が先だろう」
「どのみち死亡診断書は医者が書くんだから医者優先だ」
「明らかな事件死体は警察優先だ」
「体表から見て事件死体と断定できるなら司法解剖に回せよ」
「う、それは・・・」

ぎゃーぎゃー言いつつも検視と検案の結果、死因不明で一致した。
なんだかんだで仲の良い2人だったりします。
周りにとったら厄災以外の何物でもないですが。

捜査能力が異常に高い加納警視正は、いろいろ周囲との軋轢があります。
その軋轢の圧力の行き先は、ペアを組まされている玉川警部補なんですよ。
加納からは「タマ」と呼ばれ、有給休暇を取ろうとしても加納の気まぐれな招集があれば即刻取り消されるという、ああ、非情。その玉川警部補の災難ときたら。ああ、不条理なり。

DNAの精度はどれくらいかご存じだろうか?
昔は精度が低く、161人に1人という割合でしか鑑別できませんでした。
そうなるとヒットする容疑者がうじゃうじゃいることになるわけで。
DNAの目視でのチェックがレーザー光を用いたコンピューターでの判定にかわり、
エラーが減り、調べる箇所も増やして、、、、
同じ型が出現する確率はなんと!!!
四兆七千億分の一!!!
となったわけです。
世界の人口よりも分母が大きい!!!精度抜群!!!
しかし、DNAで容疑者を割り出すためには、背景に血液サンプルを基にした膨大なDNA型のデータベースが必要なのですが、医療現場では捜査に個人情報を提供することは極めて消極的なのであるのは、個人情報保護法があるためです。指紋も同様で、世の中全てのヒトの指紋を集めることができないため、有用ではあるが、完璧な捜査ツールとは言えないのが現状です。

ただ、その四兆七千億分の一にヒットした容疑者が犯人でない場合もあるんですよ。
誰かが気まぐれにでっちあげたとか。
誰かが罪を逃れようとして罪を擦り付けたかったとか。

誰だかわからない場合、歯の照合で見極める場合もありますよね。
でも、それも完璧じゃないんです。
裏の世界では、自分の背格好に似た身元不明の死体をどこからか拾ってきて、自分の歯の治療痕とそっくりに死体の歯を挿げ替えて、いかにも自分が死にました的な工作をして、社会的に自分を抹消して、新しい人生を歩むとかもあったりで。そういう治療を専門にしてる歯医者さんもいるらしくて。

世の中、いろんなことを考える人がいるんだなぁ。。と感心してしまいます。

科学に頼りすぎもいけないんですねぇ。
それでわかるなら警察はいりません、ってなりますし。
警察の方々、頑張ってください!!!

加納警視正に振り回される玉川警部補と、白鳥さんに振り回される田口センセ。
どこか似ている気がします。

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