今日の本164(リプレイ2.14)

おはようございます。気温の変化に少し慣れてきたこの頃です。年中このぐらいの気候だと過ごしやすいのになぁ。と思いますが、四季のある日本ではそれは叶わぬゆえ、四季折々の空気をその時その時に楽しみましょう。
今日の本は、喜多喜久さん、リプレイ2.14、です。このミス大賞です。
#kokkoさんの今日の本 #喜多喜久 #リプレイ2.14

【時空をかけるリケジョのラブストーリー】
東大農学部院生の浅野奈美は、バレンタインデーである2月14日の朝、同じゼミに在籍する幼馴染である本田の死体を発見してしまう。呆然としていると、突然目の前に”死神”を名乗る青年が現れた。
「過去に戻ってやり直したいか?」と。

過去に戻り、幼馴染の死因を確かめ、死を回避する。
そのために過去に戻り、自分の行動を変え、周りの行動を変える。

ただし条件付きだった。
過去に戻れるのは十回だけ。
また、過去に戻っても、自分がする行動は不自然なものであってはいけない。自分が普段行動するパターンからはみ出てはいけない。あくまで自然な行動のみで、過去の周りの行動を変える。そして、死を回避する、のが目的だ。

そして、最後にどの過去がいいか選ぶ。
それがたとえ死を回避できなくても、オリジナルとさして変わらなかったとしても、それが他のものを不幸にするものであっても、選ばなければならない。

バタフライエフェクト。
ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす。
ほんの些細な事がさまざまな要因を引き起こした後、非常に大きな事象の引き金に繋がることがある。
自分の行動が少し変わるだけで、未来は大きく変わる。
誰かを助ければ、どこかで誰かが亡くなる。
その連鎖は止めることはできない。

人間とは自己満足の生き物である。
愛する者の死を回避できるのなら、他の者が代わりに死んでもしかたない。
大半の人間がそう思うだろう。
自分に関係のない人間が遠くで死んだところで、何の興味も示さない。
世界ではこの一瞬一瞬で誰かがどこかで亡くなっている。
そのすべてを救う事なんてできないのだ。
自分の身近な人間を救うので精一杯。
誰もがハッピーでいて欲しいなんておこがましい。

それでも、それを望んでしまう人間もたまにいるのだ。
彼女のように。
知り合いだけでなく、会ったことのある人間、見た人間。
誰もが傷ついて欲しくない。

人間は万能ではない。
わかっていても気持ちが納得いかないのだ。
だから最後の最後まで諦めきれなかった。
当初の目的を果たしても、彼以外の別の人間をも救うために。
自分を犠牲にしてまでも、全員を守りたかった。
そういう人間もたまにいるのだ。
彼女のように。

リプレイは十回。
彼女が最後に選ぶ未来とは。
彼女の望む世界とは。

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