不動産のお話19(フラット35買取仮承認通知書)

今日はフラット35で住宅ローンを申し込んだのだけれども、事前が通ったあとで、「買取仮承認通知書」というものが郵送されてきてびっくり!!!
これはいったい何????
めっちゃ、”仮”、
ってついてるけれど、審査には通ってないの!?

と戸惑われる方もいるので、そのお話ができたら、と思います。


【買取型】買取仮承認通知書


令和〇年〇月〇日付、お申し込みの、ファミリーライフサービス「フラット35」(買取型)は、下記の通り仮承認が決定しましたのでお知らせ申し上げます。なお、本回答は住宅金融支援機構からの買取仮承認結果をお知らせするものであり、実際のご融資をお約束するものではありません。(実際のローンの借り入れにあたっては、適合証明書のご提示が必要となります。)
1 ローンの種類:ファミリーライフサービス「フラット35」(買取型)
2 お申込人:○○○○
3 お申込内容:○○○○
4 条件の有無:○○○○
******中省略****
その他
・返済方法の変更、返却期間の短縮等、お申込内容の変更は再審査となるため、再審査の結果によっては、仮承認が取り消される場合があります。
・必要な物件検査を受け、適合証明書(金融機関提出用)をご提出いただくことが必要となります。
・ご融資金利は、融資実行月の金利が適用されます。


民間金融機関の住宅ローンでは、

事前審査(仮審査)→仮承認→本審査→融資承認→契約→実行

というのが通常の流れになります。

このうち審査については、事前審査を金融機関が、本審査を保証会社が行います。


フラット35の場合は少々流れが民間の金融機関とは違います。保証会社は入らず、住宅金融支援機構が審査を行い、一般的な流れは下記のような流れになります。

1.窓口になる金融機関へ申込

      ↓

2.金融機関が書類を確認

      ↓

3.住宅金融支援機構が審査

      ↓

4.住宅金融支援機構から、金融機関に【買取仮承認】の連絡

      ↓

5.金融機関から申込者へ【仮承認】の連絡

【買取仮承認】というのは、住宅金融支援機構が「その住宅ローンの債権を買い取りますよ!!」という意思表示の事です。この段階では、まだ【仮承認】ですが、民間金融機関でいうところの【融資承認】と同等のものであり、ちゃんと建物がフラット35の技術基準をクリアーし、【適合証明書】を取得すれば、融資を受けることが出来ます。

建物が未完成!!だと、【適合証明書】も取得できないため、【仮承認】と称しているだけで、建物が基準をクリアし完成したあとで、【適合証明書】をきちんと提出すれば、半ば自動的に【本承認】となり、契約・融資実行となるようです。

今日は買取仮承認通知書ってなんぞや、というお話でした。

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