今日の本104(博士の愛した数式)

おはようございます。大学も対面授業が始まったようですね。ですが、映像を見る限り、どんだけ密なのか!?と思えるほど講堂に人が溢れていました。確かに、新学期のはじめの頃にオリエンテーションがある時と、テストの範囲が発表される頃と、テストのときだけは、こういう光景でした。それ以外は、行動の三分の一も埋まらないんじゃないかというくらいの人出です。大講堂(新学期はじめ)→小講堂(学期中)→大講堂(テスト)、という風に大学も教室を振り分けていました。はじめは授業に出なきゃ、と思う人も多いのですが、だんだん授業以外の大学生活に時間を取られ、教授の出版している本を購入し(教授には印税が入る)、それからだいたいテストが出るので、要領のいいひと(授業にあまり興味のない人)は、必要な時だけ出ていた記憶があります。かくいう私は、高い授業料を払っているのだから大学できっちりした対価にあったサービスを受けなければと、とれるだけの授業をとり、さらに違う学科の授業までとる少数派でしたが。大講堂は授業中喋る人も多いので、リモートでも私はいいと思うのです。その代わり施設充実費なるものは払わなくて良い、等、学費を減額していただければ。。ニュースで見た近畿大学は密の状況を見て一週間休校にするようです。どのようなサービスが大学にとってベストなのか、どうすれば学生が納得し、自分の大学を選んでくれるのか、学歴やブランドだけではなく、そういうことを考えなければならない時代になったのだなと思います。
今日の本は、小川洋子さん、博士の愛した数式、です。
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【僕の記憶は80分しか持たない】
数学博士である彼は、1975年に事故にあい、記憶が80分しか持たない、身になってしまった。博士は記憶は80分しか持たないけれど、背広にメモをクリップで忘れてはいけないメモを止めている。家政婦協会から派遣されたわたしは、最初は戸惑い対応に困った。博士にとっては毎日朝博士のうちに来るわたしは、毎日初対面で、洋服のクリップに「新しい家政婦さん(似顔絵付き)」を私が指さして、不審者ではないことを理解してもらうことから始まる。ある日ふとした会話から、博士は、わたしには息子がいて仕事が終わる夜7時過ぎまで一人で家にいるということを知るや否や、子どもを一人にしておくのはよくないと、職場である博士の家に学校から直接来るようにと言われ、息子が博士と初めて出会ったとき、君の頭はルート記号のようにきれいな頭だと、名前をルートと決められた。
【新しい家政婦さん と、その息子10歳、ルート】
とメモに追加された。
それから三人で過ごす夕食の時間、博士とルートが宿題をする時間、80分しか持たない記憶の中でも、ルートは毎回博士にとってはいとおしい存在であり守るべき大切な子供であった。
博士との会話は、数字の話が多い。いかに数字が美しいか、そのなかでも、素数が素晴らしいこと。間違えてもそれから新しい発見が見つかると、間違いをただすのではなく、それを楽しんで三人で議論する。幼いころから二人きりの生活で、父親のように接してくれる博士に懐くルートを見て、安心する。博士の優しさ、母子の博士に対する優しさ、三人が三人、お互いに思いやる心温まるシーンに、ほっとします。

映画化もされています。

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