今日の本91(横道世之介)

おはようございます。夜中に冷気で空咳がでてしまうと、寝不足になりがちです。しんどいですね。そのときは水分を取ってのどを潤しましょう。お部屋の加湿も忘れずに。

今日の本は、吉田修一さん、横道世之介、です。柴田錬三郎賞受賞。映画化もされています。
吉田修一さんの作品は、メディア化されているものも多いので、知っている方も多いかと思います。「悪人」で涙した人に、是非読んでほしい一冊、少し悲しくて、でも笑顔になれる、そんな優しい物語です。
#kokkoさんの今日の本 #吉田修一 #横道世之介

【出会えたことが、嬉しくて、可笑しくて、そして寂しい】
時はバブルの時代。長崎から東京の大学にやってきた、横道世之介。
自分のことは自分でやる。口で言うのは簡単だが、東京で一人暮らしを始めるまで「自分のこと」というものがこんなにも多いとは、世之介は夢にも思っていなかった。「なんか違う」「な・に・が?」「なんか違う」「な・に・が?」そんな自問自答を繰り返す、東京という街。世之介には忙しいけれど楽しい毎日が待っていた。大学ではサンバサークルに所属し、お嬢様と恋愛し、友人の結婚に出産、カメラとの出会い・・・。
誰かが彼を思い出すとき、なんだか自然と顔が崩れてくすっと笑ってしまう。いろんなことに「YES」って言っているような人。そのせいでいっぱい失敗するんだけれども、それでも「NO」じゃなくて「YES」って言っているような人。それが世之介だ。
彼の撮る写真は、
赤子をガラス越しに見つめる韓国人留学生とおばさん
白人のカップルがキスしているところを不思議そうに見つめる日本人の三歳くらいの男の子
搭乗券を落としたおじさんの後ろを追いかける、搭乗券を拾った若者
ついてくるなと後ろを振り返る犬の後ろ姿
その犬を追いかけるおばあさん
桜の幹からとても細い枝が伸び、そこに咲いている一輪だけの気の早い桜
交番の前であくびをかみ殺している若い警官
なんだかクスっと笑ってしまう、そんな写真たち。彼の目に見えている世界はとてもあたたかくて優しい世界だったのだろう。だから彼を思い出すときは、笑顔の彼しか思い出せない。太陽のようにみんなの真ん中で笑ってる、そんな姿。誰の人生にも温かな光を灯す、そんな彼の物語です。

お嬢様と恋愛とカメラとの出会い

大学でできた友人

古き良き時代、今よりもゆったりと時間の流れる時代、そんな時代に世之介と一緒に浸ってみませんか?

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