今日の本102(旅猫リポート)

おはようございます。今朝は少し冷え込みましたね。今朝、自転車に乗るのに、仕舞ったはずのマフラーを引っ張り出しました。風が冷たいです。春はどこへ行ったのでしょう?
今日の本は、有川浩さん、旅猫リポート、です。
#kokkoさんの今日の本 #有川浩 #旅猫リポート

【一生に一本しか書けない物語】
吾輩は猫である。名前はまだない。と仰ったえらい大先輩がいるらしい。どれほど偉かったか知らないが、僕は名前があるという一点においてのみ、そのえらい猫に勝っていると言える。僕の名前は「ナナ」。野良猫だった僕を救ってくれたサトルと暮らし始めた。
それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手放すことになった。
「僕の猫をもらってくれませんか?」
銀色に光るワゴンに乗って、一人と一匹は”最後の旅”に出る。
小学校の時の友達。
中学校の時の友達。
高校、大学の時の友達。
皆何年も会ってもいないのに、快く猫を迎えてくれることを承諾してくれた。僕とのお見合いをして相性が良ければ貰ってもらう。
僕を手放さなくなっちゃって、一生懸命新しい飼い主を探しながら見合いがつぶれるたびにほっとした顔で僕を連れて帰ることを知っていた。残念だよとお見合い相手に言いながら、帰る車の中であんなにもニコニコしている顔を見て、どうして僕がサトルを残してどこかへ行けると思うんだい?
僕は絶対サトルを置いて行ったりしない。だから泣かないで。
大丈夫だよ。大丈夫。大丈夫。
自分の人生がどれだけ幸せか。
僕の視点でみせてあげる。きっと君も泣いちゃうかもしれないけど。

映画化もされています。

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