今日の本101(ドS刑事(デカ):桃栗三年柿八年殺人事件)

おはようございます。ぽかぽか暖かく外が気持ちいいですね。四月は新しい環境になる人も多いと思います。最初はりきって頑張りすぎて、五月病にならないように、60%くらいの出力くらいの気持ちでやってみては?
今日の本は、七尾与史さん、ドS刑事(デカ):桃栗三年柿八年殺人事件、です。シリーズ四作目。ドラマ化もされていますが、原作では主人公が「死体を見たくて刑事になった」、のに対し、ドラマでは「犯人をいたぶりたいから」刑事になったの差があります。実写化するにあたって、クリアできるところと出来ないところがあるようですね。
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【バッカじゃないの】
警視庁捜査一課刑事の黒井マヤの口癖がこれだ。とはいっても、ドラマの方。原作のマヤ様はもっと辛辣ですよ。
お話はマヤの父親の若かりし頃の山奥の村での事件の真相を、マヤが解き明かそうというものです。犯人は捕まったはずなのに、事件は連鎖するかのように、数年ごとに起こっています。犯人が継承されていっているのだ、と「この村は守られた」そう言い残して犯人は自殺してすべての事件は終わっています。この村は守られた、というのはどういう意味なのだろうか。継承されるとは、どういうことなのか。父親ですらホンボシをあげられなかった事件をマヤは解決に導けるのでしょうか。
さて、「作家の五年生存率」というのを知っておられるだろうか?新人賞を取ってデビューした作家のうち、五年後も生き残っているのは五パーセント以下というものです。なので、華々しくデビューを飾られた人がいつの間にやらいなくなっていた・・・・なんて話は死体のようにゴロゴロ転がっているのが現実。こちらの七尾与史さんは、奇抜なキャラクターや設定を冗談のように考えついてそれを作品にしてしまうんですね。デビュー作の「死亡フラグが立ちました」なんかは、これタイトルからして絶対売れるよね、と思ったらすごく売れちゃった作品です。でも一発屋かも・・・とも心配してた作家さんでもあります。
ドS刑事シリーズは、「この作品は猟奇趣味の女刑事が主人公なんだけどさ、死体が見たくて刑事になってるから、ぜんぜん事件解決してくれないんだよね、タイトルはドS刑事っていうんだけどね」といかいう思いつきからできた作品だそうです。ザックリとなんか適当に思いついちゃった的な構想を、しっかりと作品にしてしまって、シリーズ化、ドラマ化までしてしまうところは天からの才能なんでしょう。しかし、作品に対して真摯に向かう姿勢があってはじめて、作家の五年生存率をクリアーできるんだと思います。ハチャメチャなようで実は真面目な作家さん、というのが印象的です。

代官様は実は原作では33歳の設定、マヤ様25歳。代官様はマヤ様の8歳上の設定なんですね。ドラマでは28歳の設定で3歳上にとどまります。八歳上の役者さんがいなかったのかなぁ・・・と少し残念に思いますが、それはそれでいい味出してます。8歳差ならではの、ジェネレーションギャップや、小娘の子守役、という立ち位置は、原作でしか味わえないので、ドラマしか見ていない方、是非原作もご賞味あれ。

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