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2021年1月22日

今日の本80(校閲ガール)

おはようございます。朝から雨が降っていて、気分も少しダウン⤵気味です。夕方から曇りに代わるようですが、今日明日明後日とお天気は全般的に悪そうです。お出掛け時には傘をお忘れなく。
今日の本は、宮木あや子さん、校閲ガール、です。題名は少し変わりますが、「地味にすごい!校閲ガール・河野悦子」主演:石原さとみさん、でドラマ化もされています。
#kokkoさんの今日の本 #地味にすごい #校閲ガール #宮木あや子

【こうえつ【校閲】文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること。「専門家の–を経る」「原稿を–する」】
校閲ってなに?・・・と疑問符が浮かぶ方の方が多いんじゃないかと思うくらい、あまり知られていない部署のお話です。
景凡社のOL雑誌「Lassy」の編集者になることが長年の夢であった河野悦子は、気合と根性だけで、どれだけ景凡社のファッション誌を愛しているか、どれだけ自分の人生に影響を及ぼしてきたかを面接官がたじろぐほどの熱意とともに演説し、入社した。だが、配属されたのは・・・・校閲部だった。悦子の名前は、河野、「かわの」ではなく「こうの」である。こうのえつこ。こうえつ。「名前が校閲っぽい」というだけで配属が決められたというか、採用された理由がそれだったらしい。
こんなはずじゃなかった・・・・自分が働くのはオシャレで活気あふれるオフィスのはずだった・・・なのに・・・地味すぎる校閲部に配属。「成果を出せれば希望の部署に転属することもできるし、定期的な配置転換のときに希望も出しやすい」と上司に言われ、地味な校閲部から最短ルートでファッション誌へ脱出するために、仕事は完璧にこなそうと決意します。
いつも装いだけは完璧な悦子は、「オシャカワ」と呼ばれるようになります。本人は「お洒落で可愛い」の略だと思っていたようですが、実際は、「お洒落してても無駄で可哀そう」の略。地味すぎる校閲部ではりきってお洒落していて浮きまくっていて可哀そう、ということ。お洒落に命を懸けていて、おしゃれの出費のために、食費を抑え住むところもオンボロだったりするんですね。すべてはファッション誌に配属されたいがため。一貫して曲げないその強さがすごいなと思います。
でも校閲の仕事もやってみると面白かったり、超イケメンの作家さんに出会って一目ぼれし運命だと感じちゃったりして、校閲部も悪くないなと思ったり。編集者と校閲部の葛藤だったり、無茶ぶりだったりに、怒りを感じたり。いつの間にか校閲に誇りを持っていたり。
ほんと、「地味にすごい」んですよね。校閲は。

たとえば、作家さんが気がつかないことに校閲は絶対気がつくんです。主人公が青いセーターを着ていたとします。日付は変わっていないのに三ページ後には青いブラウスを着ていた・・・・作者のミスなんですが、「日付変わっていないのにセーターがブラウスに代わってますが、OK?」などとコメントがかかれていたりして絶対気づかれます。登場人物が珈琲に砂糖を入れるか入れないか、タバコを吸うか吸わないか、校閲は絶対覚えてるんです。電車や飛行機で移動するシーンで時刻表を徹底的に調べて、移動時間におかしなとこがないか、空白の時間がないか、までチェックします。おかしければ本当に現地まで行って、実際に移動してみるとこまでやっちゃう校閲さんまでいるんですね。「地味にすごい」に出てくる河野悦子がそのタイプです。おかしいと思ったら徹底的に調べつくす。歴史上の人物をさらっと出しただけなのに、「この時代にこの人はこういうことはしてませんがOK?」などと書かれたりもするので、作家さんも校閲さんサマサマですね。無論、作家さんのスタイルというものもあるので、校閲無視でそのまま投了になる場合ももちろんあります。どちらにせよ、本が出版されるまで、縁の下の力持ちとして働いているのは、地味にすごい校閲なのだということを知る一冊です。

ドラマで石原さとみさんが着ているお洋服がすっごい可愛いです。さすがファッション誌を目指しているだけあって、たくさんのお洋服を完璧に着こなしていて、それをチェックするのも楽しいドラマです。原作とは設定が違う部分も多いのですが、どちらかというと、ドラマの方が自分的には良かったです。

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